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カナヘビのカルシウムパウダーおすすめ5選|必要性や与え方も解説

カナヘビを健康的に飼育するためには、適切な栄養管理が重要ですが、その中でも特に重要なのがカルシウムパウダーの使用です。

本記事では、カナヘビにカルシウムパウダーを与える理由や方法、さらにおすすめの製品を詳しく解説します!

カナヘビの健康にはカルシウムパウダーが必須

カナヘビの飼育にはカルシウムパウダーが必須です。以下で詳しく説明していきます。

 

カナヘビは日光浴でカルシウムを吸収する?

日光浴をするカナヘビ

カナヘビは、日光浴によって直接カルシウムを生成することはできません

カルシウムは、私たちが食事から摂取するように、カナヘビも餌から摂取する必要があります。

しかし、日光浴がカナヘビの健康に重要な役割を果たしているのは事実です。

日光浴によって、体内でビタミンDが生成されます。

このビタミンDは、餌から摂取したカルシウムの吸収を助ける働きがあるため、間接的にカルシウムの利用効率を高めるのです。

つまり、日光浴はカルシウムそのものを生成するのではなく、体内に取り込んだカルシウムを有効活用するための、非常に重要な役割を担っていると言えるでしょう。

 

カルシウム不足はくる病の原因に

カルシウムやビタミンDが不足すると、恐ろしい病気である「くる病」にかかってしまうことがあります。

くる病とは、骨が軟らかくなり、変形してしまう病気です。

症状としては、背骨が曲がったり、顎の噛み合わせが合わなくなるといったものが現れます。

早期に発見し適切な治療を行えば、回復する可能性もありますが、進行してしまうと完治が難しく、死亡につながることもあります。

カナヘビの健康を守るためにもカルシウムパウダーは欠かせないのです。

 

卵の殻で?カルシウムパウダーの作り方

卵の殻でカルシウムパウダーを作る

市販のカルシウムパウダーが手に入らない場合、自宅で手軽に作ることも可能です。

卵の殻をよく洗い、乾燥させて細かく砕いたものを粉末状にすると、簡易的なカルシウムパウダーとして使用できます。

ただし、純度や吸収効率を考えると、市販品の使用がおすすめです。

 

カナヘビ飼育には必ず紫外線ライトを使用しよう

紫外線ライトは、カナヘビのビタミンD3生成を助け、カルシウムの吸収を促進します。

ライトを設置する際は、適切な波長のUVBライトを選び、光が直接届く位置に設置してください。

紫外線ライトとカルシウムパウダーを併用することで、より健康的な飼育環境を作ることができます。

 

カナヘビへのカルシウムパウダーの与え方と頻度

ここからはカナヘビにカルシウムパウダーを与える方法を解説していきます。

 

カルシウムパウダーの与え方

まず、コオロギやミルワームなど、カナヘビが好む昆虫を容器に入れて用意し、適量のカルシウムパウダーを加えます。

そして、容器を軽く振る、またはスプーンを使ってエサを転がし、昆虫全体にパウダーがまんべんなく付くようにします。

エサに付け過ぎたパウダーは軽く振り落とし、適量を保ちます。

コーティングした昆虫をすぐにカナヘビに与えましょう。

時間を置くとパウダーが剥がれやすくなるため、準備後は速やかに与えるのがおすすめです!

 

カルシウムパウダーの頻度

カルシウムパウダーのカナヘビへの給与頻度は、個体の年齢や健康状態、飼育環境など、様々な要素によって異なります。

成長期の若いカナヘビは、骨格が成長中のため、カルシウムの需要が高く、週に3~5回程度の給与が目安です。

一方、成長が落ち着いた成体では、週に1~3回程度で十分な場合が多いでしょう。

また、カルシウムの吸収を助けるビタミンD3が含まれたパウダーの場合、過剰摂取は体に悪影響を及ぼす可能性があるため、週に1回程度の使用にとどめるのが一般的です。

ただし、頻度はあくまでも目安であり、個体差が大きいことを覚えておきましょう。

例えば、健康状態が悪かったり、骨が軟化する兆候が見られる場合は、獣医師に相談の上、頻度を増やす必要があるかもしれません。

さらに、飼育環境もカルシウムの必要量に影響を与えます。

UVBランプの照射時間や餌の種類によって、カルシウムの吸収率が変化するため、個々の飼育環境に合わせて調整することが大切です。

給与頻度の目安

  • 成長期の若いカナヘビ: 週3~5回
  • 成体: 週1~3回
  • ビタミンD3入りパウダー: 週1回程度

 

カルシウムの過剰摂取や不足

カルシウムは、カナヘビの骨格を形成し、健康な体を維持するために不可欠なミネラルであることはご紹介してきました。

しかし、このカルシウム、摂取量を間違えると、様々な健康問題を引き起こす可能性があるのです。

 

カルシウムの過剰摂取がもたらすもの

カルシウムを過剰に摂取してしまうと、体内にカルシウムが蓄積し、様々な問題を引き起こす可能性があります。

腎臓への負担

カルシウムが腎臓に負担をかけ、機能低下を招く可能性があります。

尿路結石

尿中にカルシウムが過剰に含まれることで、尿路結石ができるリスクが高まります。

骨の異常成長

カルシウムとリンのバランスが崩れると、骨が異常な形状に成長したり、軟化する可能性があります。

消化器系のトラブル

過剰なカルシウム摂取は、消化器系に負担をかけ、食欲不振や下痢などの症状を引き起こすことがあります。

カルシウム不足がもたらすもの

一方、カルシウムが不足すると、以下の様な問題が発生する可能性があります。

骨の変形

骨が軟らかくなり、変形したり、折れやすくなったりします。

代謝異常

カルシウムは、神経伝達や筋肉の収縮など、様々な生理機能に関わっています。

不足すると、これらの機能に異常が生じる可能性があります。

成長阻害

特に成長期の個体では、骨の成長が遅れ、体が小さくなることがあります。

くる病

背骨や四肢が曲がったり、腫れ上がったりします。命にかかわる病気です。

 

このように、カルシウムはカナヘビの健康維持に不可欠なミネラルである一方、過剰摂取も不足も体に悪影響を及ぼします。

適切な量を適切な方法で与えることが大切なのです。

 

カナヘビにおすすめのカルシウムパウダー3選

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カルシウム吸収を阻害するリンを含まないため、安心して与えることができます。また、昆虫や野菜に付きやすいパウダータイプなので、簡単に給餌することができます。

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カルシウムとビタミンD3をバランス良く配合。リンを含まず、安心して与えられます。骨の健康維持に役立ち、カナヘビの健康をサポートします。

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ビタミン ビタミンD3

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カナヘビとカルシウムパウダーまとめ

カナヘビの健康維持には、カルシウムパウダーの使用が欠かせません。

適切な方法で与えることで、骨や筋肉の健康を保ち、元気に過ごすことができます。

カルシウムパウダーと正しい知識を持って、カナヘビとの生活を楽しんでくださいね。

 

  • この記事を書いた人

グラ

趣味でカナヘビやトカゲを飼育。 カナヘビやトカゲの飼育に関する情報を発信しています。

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